痛みの原因は骨膜に炎症が起こるため

痛みの原因は骨膜に炎症が起こるため

変形性関節症では、関節を包んでいる滑膜が何らかの原因で刺激されることで痛みが起こると考えられています。
では、一体なにが滑膜を刺激するのでしょう?

そのひとつが半月板の損傷で、半月板は大腿骨と頸骨の間にある組織です。
コラーゲン繊維が網状に重なり合ってできており、クッションの役割があるほか、関節液を関節軟骨に塗布する働きもあります。

半月板の表面は本来滑らかですが、加齢や酷使に伴ってけばだったり、裂けたりしてきます。
もともと一部にしか血管が通っていないので、けばだちや断裂が修復されません。

こうした異常によって、骨膜が刺激されてしまうのです。
もうひとつ、骨膜を刺激しているのが関節軟骨の異常です。

関節軟骨は、大腿骨と頸骨の表面を覆っている3〜4mmの薄い組織です。
その大半は水分で、残りはコラーゲンなどのタンパク質などでできており、血管や神経は通っていません。

そのため、すり減ってきても修復されることはなく、痛みや炎症を起こす物質が出て骨膜を刺激すると考えられています。
さらに損傷が進み、半月板や関節軟骨が削られてくると細かいかけらが生じます。
これが関節液中に混ざり、骨膜に吸収されると炎症や痛みを起こすといわれています。

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