わずかな体重増加でも骨や関節には負担が!

gurukosamin

骨や関節などの運動器は、体を動かすために働く器官です。
では、曾野からだが重いとどうなるのでしょう?
当然、重ければ重いほど骨や関節にかかる負担は大きくなります。

変形性膝関節症は中高年になると増えてきます。
その理由は加齢に伴う変化だけではなく、体重増加も影響しています。
年をとるにつれ、代謝の低下によって若いころより体重が増えてくる人が多くなるからです。

膝関節には、歩行時には体重の2〜3倍の負荷がかかっています。
飛び跳ねたり走ったりすると5〜6倍にもなります。
つまり、肥満というほどではなくても、ほんの数キロの増加で骨や関節にはかなりの負担がかかっているというわけです。

また、BMI(ボディ・マス・インデックス)と骨の変化の関連を調べた調査があります。
これによると、BMIが23以下のふつう体重や痩せている人では、骨の変化が正常な人の割合が75%以上なのに対し、BMIが25以上のいわゆる肥満の人では、骨の変化が正常と判断された人の割合は47%とかなり少なくなっています。

つまり、肥満が骨に与える影響が大きいことを物語っています。
また、変形性腰椎症や腰椎椎間板ヘルニア、変形性股関節症なども肥満が増悪因子になっているは事実です。

増量による症状改善が何よりの証拠

変形性膝関節症の保存療法では、肥満がある人には減量が勧められています。
そして、実行した人の多くが体重が減ることによって痛みが軽減されたり、進行が抑えられたりしています。
これこそが肥満が関連している何よりの証拠です。